ソニー αを持って、早咲きで知られる静岡県伊豆地方の河津桜を撮影しに行って来ました。
河津桜まつりの目玉である河津川沿いの桜だけでなく、あわせて見たい観光スポットや駐車場などもご紹介します。
河津桜とは
染井吉野とは異なる種類の桜
河津桜(カワヅザクラ)とは、静岡県賀茂郡河津町で毎年2月上旬から3月上旬頃に開花する桜のことです。
桜といえば、染井吉野(ソメイヨシノ)を思い浮かべる方も多いと思いますが、染井吉野と比べて開花時期が早く、長期間に渡って咲くことが特徴です。
色も染井吉野と比べて、濃いピンク色をしています。
河津桜の見頃
河津桜の開花予想は難しいといわれているようですが、例年、河津桜の見頃は2月上旬から3月上旬まで開花しています。満開は2月下旬です。今年は少し早めのようです。
河津桜の発祥
河津町の飯田さんが1955年の2月頃に河津川沿いで発見した桜が現在の河津桜の発祥といわれています。飯田さんは、一ヶ月間もの長期間開花するこの桜の普及に尽力されてきました。
その後の調査でこの桜が新種であることが確認されたため、1974年にカワヅザクラ(河津桜)と命名され、1975年には河津町の木に指定されました。
ソニー αで撮影する河津桜
僕が行ったのは2月15日で、満開まではもう少しという感じでしたが、すでに多数の観光客で賑わっていました。
河津桜の蜜を集めに来ていたミツバチを中央に撮影しようとしましたが、あまり近づきすぎると逃げてしまうので、あまり近づかずに後でトリミングすることに。4240万画素もあるソニー α7R IIIであれば、多少のトリミングは全く問題ありません。
河津川沿いには、河津桜に負けじと菜の花も多数咲いています。河津桜のピンクと菜の花の黄色のコントラストが綺麗でした。
河津桜は樹によって花の付か方がまばらです。満開前なので仕方ありませんが、もう少し桜にボリュームが欲しいところですね。ちょうど今頃は良い感じに撮影が出来るのではないでしょうか。
河津川沿いには何本か橋が架かっており、少し望遠気味に桜と一緒に写してみても面白いかもしれません。
FE 24-105mm F4 G OSSは、105mmまであるので、旅行先のどのような場面にも対応してくれる頼もしい相棒です。
こちらも開花が進んでもう少し桜にボリュームがあったら、もっと綺麗だったかもしれませんね。
橋の上から伊豆の山々(方角的に天城でしょうか)をバックに河津川と河津桜をパシャリ。河津桜のピンクと山々や空のスカイブルーの対比も綺麗ですね。
河津川沿いに歩道が整備されていますが、川縁に降りることも出来ます。皆さん桜をバックに自撮りされている方も多数いらっしゃいました。
歩道は観光客で賑わっているので、三脚は邪魔になってしまうかもしれませんが、川縁でしたら問題ないと思います。スマホ用の自撮り三脚を持ってる方を多数見かけました。
僕もGitzo GT1545Tを持っていきましたが、結局のところ三脚は使用しませんでした。ソニーαシリーズには手ブレ補正機能があるので、日中の撮影であれは三脚の出番はほとんどありません。
僕も川縁に降りてみます。少し進むと、オレンジ色の豊泉橋も見えてきましたのでシャッターを切りました。川縁からだと歩道の観光客が隠れるので、撮影場所としては良いかもしれません。
皆さんもお気に入りの撮影ポイントを探してみてください。
あわせて見たい観光スポット
河津桜の原木
河津桜の原木は、河津桜を発見した飯田家の庭先にあります。河津川からすぐのところにあるため、多数の方が原木を見に訪れています。
原木が立派なことは確かですが、飯田さん家も立派なお屋敷ですね。
杉桙別命神社の大クス
こちらも河津川から少し道を逸れたところにある杉桙別命神社です。
この神社には、樹齢1,000年以上と推測される大きなクスノキがあります。国の天然記念物にも指定されています。
古くより来宮様の大クスと呼ばれ、神木として崇められてきました。かつて河津には7本の大楠があり、明治時代中頃まで河津郷七抱七楠(ななかかえななくす)と呼ばれていましたが、現存しているのはこの1本だけのようです。残りの6本はどうなってしまったのでしょうかね。
参道入口付近と、拝殿右前にも楠の大木があります。
杉桙別命神社の大クスは神社の左手奥にあります。と書かれている通り、このクスを大クスと間違えてしまう人がいるほど、こちらも大きな楠でした。
伊豆アニマルキングダム
伊豆アニマルキングダムは、河津町の河津桜が咲いているエリアから車で20分ほどの場所にある動物園です。キリン
の餌やりやホワイトタイガーなど普通の動物園とはちょっと違う雰囲気の動物園です。
なかなか行く機会は少ないと思いますので、河津桜を見に行ったついでに行ってみてはいかがでしょうか。
河津桜まつり
河津桜の開花にあわせて、毎年2月上旬から3月上旬まで、河津町では河津桜まつりが開催されています。(公式サイト)
2019年の河津桜まつり
2019年2月10日(日)~2019年3月10日(日)
駐車場
河津桜まつき期間中、河津桜が咲いている河津川沿いに多数の駐車場が設置されます。
いずれも駐車料金は700円と共通価格なので、お好きな場所に駐車されるのが良いと思います。
僕のおすすめは『河津桜観光交流館』周辺です。
河津桜観光交流館自体の駐車場は、観光バス専用になっていましたので、河津桜観光交流館の周辺で見つけてみてください。(至るところに駐車場があるので駐車場が見つけられないということはないはず)
お手洗い
河津桜まつり開催期間中、簡易トイレも何箇所か設置されますが、河津桜観光交流館の中にあるお手洗いが綺麗でおすすめです。
お手洗い事情があるので、先程の駐車場も河津桜観光交流館周辺をおすすめしていました。
ソニー αで撮影する河津桜まとめ
今回は、ソニー αで撮影した河津桜の写真と共に、河津桜まつりとあわせて見たい観光スポットなどの情報をお届けしました。
初めて河津桜を見に行きましたが、観光客の多さにビックリでしたが、それだけ全国的に注目されているということだと思います。
例年、桜のシーズンは短くて寂しい思いでしたが、今年は早咲きの河津桜を撮影できて満足でした。
皆さんも少し早い桜を見に、足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。