いよいよキヤノンもフルサイズ一眼ミラーレスカメラ『EOS R』を発表しました。
早速ですが、ソニー α7 IIIユーザーである僕から見て、キヤノン EOS Rの良いと思った3つのポイントを書きたいと思います。
キヤノンのミラーレスは事前情報から判明していたことですが、ボディ内手ぶれ補正が入っていないことやSDカードスロットがひとつしかないことなど、マイナスな点はあるかもしれませんが、今回は良いなと思ったポイントもいくつかあり、さすがキヤノンだなと思いました。
キヤノンのEOS Rのことを書く前に以前書いたニコンZシリーズの記事も宜しければ合わせてご覧ください。

キヤノン EOS Rの第一印象は面白い!
ニコンから発表されたニコンZの後だからでしょうか。キヤノン EOS Rの第一印象は面白い!でした。
ニコンのミラーレスは、良く言えば質実剛健、言葉を選ばなければ、ソニーを真似したような面白みのないカメラでした。
一方で、キヤノンはボディ内手ぶれ補正を積んでいないなど、我が道を行っている感じです。そういうの好きです。
僕が良いと思ったポイント
低輝度合焦限界 EV-6
ソニー α7 III | キヤノン EOS R | ニコン Z6 | |
合焦限界 | EV-3 | EV-6 | EV-1 (コントラストAFのみ:EV-4) |
EOS Rは、合焦限界がEV-6(F1.2レンズ使用時)となっており、低輝度環境化でもAFが動作します。ソニー α7 IIIを使用していて、夜間の撮影では、AFが迷うことがたまにあるので、EV-6は大きなメリットと言えそうです。EV-6は世界初らしいですね。
ただしカラクリがあって、ソニーやニコンがF2レンズで計測した結果であるのに対して、キヤノンはF1.2のレンズで計測した結果のようです。キヤノンもF2のレンズで計測したら、EV-4.5くらいになる感じでしょうか。
電源OFF時にシャッターが下りる
電源OFF時はレンズ交換をする際のCMOSセンサーへのゴミやホコリの侵入を抑えるため、シャッターが閉じる仕様を採用しています。ミラーレスカメラはセンサーがむき出しなので、これは良い対策ですね。というか昔からなぜやらないのかと言われ続けてきた仕組みですが、今まで実現されてこなかったことを考えるとキヤノンが特許でも取っているのでしょうか。
4種類のマウントアダプター
ニコンはFマウントのZマウントのマウントアダプターを一種類のみ発売でしたが、キヤノンはEFマウントとRFマウントのマウントアダプターを4種類も発表しました。特に可変NDフィルターとPLフィルターを挟めるマウントアダプターが大注目です。
キヤノンのEFマウントのレンズには、フィルターが付けらないの広角レンズ(キヤノン EF11-24mm F4L USMなど)がたくさんあるので、そのようなレンズの価値があがるのではと思われます。
キヤノン EOS Rの良いと思ったポイントまとめ
今回はキヤノンからEOS Rが発表されたので、現時点の情報から僕が良いと思ったポイントを挙げてみました。
ニコンZのときは、1ヶ月くらい引っ張ったテザー広告を大々的に実施したため、僕含めてすごく期待していましたが、蓋を開けてみれば普通のミラーレスカメラで少し残念な気持ちでした。最大の特徴であった大口径のZマウントもキヤノンのRFマウントと同じなので、ニコンが完全に霞んでしまいました。
キヤノン EOS Rの発表は、直前に噂が流れ始めていざ発表されてみると、ニコンやソニーとは一線を画す特徴があり、非常に面白いカメラだと思います。
面白いカメラ=欲しいカメラ、とはならないところが悩ましいですが、発売が非常に楽しみなカメラです。
ソニーα7 IIIを使用している僕からすると、ニコンZはわざわざ乗り換えるメリットが少ないので、ニコンZよりはキヤノンEOS Rの方がアリだなと思いました。
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