キヤノン EOS RPが発表となり、価格設定が高いのか安いのか、あるいは適正なのかと疑問に思う方も多いと思います。
今回は、今までに発売されたフルサイズミラーレスカメラの価格からEOS RPの価格が適正なのか調べてみました。
EOS RPは気になるカメラではあるものの価格が気になっている、僕もそんなひとりです。
歴代フルサイズミラーレスカメラと発売日一覧
フルサイズミラーレスカメラは、ソニーの初代α7が2013年11月15日に発売となってから、ソニーが9機種、ニコンが2機種、キヤノンが2機種(発売予定も含めて)、パナソニックが2機種(発売予定も含めて)あります。
ソニー αシリーズ
- α7:2013年11月15日
- α7R:2013年11月15日
- α7S:2014年 6月20日
- α7 II:2014年12月 5日
- α7R II:2015年 8月 7日
- α7S II:2015年10月16日
- α7 III:2018年 3月23日
- α7R III:2017年11月25日
- α9:2017年 5月26日
ニコン Zシリーズ
- Z6:2018年11月23日
- Z7:2018年 9月28日
キヤノン EOS Rシリーズ
- EOS R:2018年10月25日
- EOS RP:2019年 3月中旬発売予定
パナソニック LUMIX Sシリーズ
- S1:2019年 3月23日発売予定
- S1R:2019年 3月23日発売予定
歴代フルサイズミラーレスカメラの初値と値下がり率
価格.comで値段を調べてみました。古い機種ほど在庫が不足しやすいため、価格が乱高下しやすくなっています。例えば、α7Rは発売当時より高い価格になっています。
最近では、ニコン Z6とZ7が急に2割ほど値段が上昇しました。キャッシュバックキャンペーンのために価格調整でもあったのでしょうか。
ソニー αシリーズ
販売初値 | 現在最安値 | 値下がり額 | 値下がり率 | |
α7 | ¥134,806 | ¥89,730 | -45,076 | 33.4% |
α7R | ¥197,819 | ¥200,700 | +2,881 | -1.5% |
α7S | ¥223,499 | ¥175,000 | -48,499 | 21.7% |
α7 II | ¥184,559 | ¥106,000 | -78,559 | 42.6% |
α7R II | ¥426,590 | ¥182,800 | -243,790 | 57.1% |
α7S II | ¥407,149 | ¥231,446 | -175,703 | 43.2% |
α7 III | ¥223,295 | ¥187,744 | -35,551 | 15.9% |
α7R III | ¥359,522 | ¥267,987 | -91,535 | 25.5% |
α9 | ¥484,910 | ¥368,962 | -115,948 | 23.9% |
ニコン Zシリーズ
販売初値 | 現在最安値 | 値下がり額 | 値下がり率 | |
Z6 | ¥245,220 | ¥241,429 | -3,791 | 1.5% |
Z7 | ¥393,653 | ¥359,800 | -33,853 | 8.6% |
キヤノン EOS Rシリーズ
販売初値 | 現在最安値 | 値下がり額 | 値下がり率 | |
EOS R | ¥230,849 | ¥188,500 | -42,349 | 18.3% |
EOS RP | \156,000 | ー | ー | ー |
EOS RPは発売前のため、販売時の初値のみの記載となっています。
パナソニック LUMIX Sシリーズ
販売初値 | 現在最安値 | 値下がり額 | 値下がり率 | |
S1 | \305,090 | ー | ー | ー |
S1R | \450,890 | ー | ー | ー |
S1とS1Rともに発売前のため、販売時の初値のみの記載となっています。
EOS RPの売り出し価格は高くない
販売初値 | 現在最安値 | 値下がり額 | 値下がり率 | |
α7 | ¥134,806 | ¥89,730 | -45,076 | 33.4% |
EOS RP | \156,000 | ー | ー | ー |
α7 II | ¥184,559 | ¥106,000 | -78,559 | 42.6% |
EOS RPの売り出し価格は\156,000円ですが、これはα7とα7 IIの中間の価格設定となっています。
EOS RPの機能と言えば、α7と同様にボディ内手ブレ補正機能はありませんが、瞳AFのサーボAF対応など一部は最新機能を搭載しています。
もしEOS RPが、α7以上α7 II未満と位置付けされるのであれば、EOS RPの価格設定は適正と言えるのではないでしょうか。
キャッシュバックキャンペーンも実施されるので、RF24-105mm F4 L IS USMが気になっている方は良い機会だと思います。
EOS RPはどこまで値下がる?
EOS Rが5か月目で約18%の値下がり率となっています。もし仮にEOS RPも同じくらい値下がるとしたら5か月目の価格は¥127,452円と予想されます。
また、最終的にどこまで値下がるかですが、α7が¥89,730円、α7 IIが¥106,000でそれぞれ安定しているので、9万円くらいが底値ではないでしょうか。EOS RPが9万円でしたら確かに魅力ありますね。
でもカメラは欲しい時が買い時ですから難しいところです。早く購入してたくさん写真を撮った方が良いとも言えますし。
キヤノン EOS RPの販売時の初値は高くなかった件まとめ
今回は、歴代のフルサイズミラーレスカメラの価格を調べてみたら、キヤノン EOS PRの値段は適正だった、という記事を書きました。
フルサイズミラーレスカメラも高機能化に伴い、価格がどんどん値上がっていきましたが、EOS RPの価格設定は戦略的と言えるのではないでしょうか。
デジモノなので値下がるのは常ですが、早めに買って長期間楽しむか、値下がりを待つかは、ぜひお財布と相談しながら決めてみてください。
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