『勝手にフォーマット』という言葉が独り歩きした一連のα7R IIIやα7 IIIに関する事象について、ソニーからプレスリリースが発表されました。
今回は、そのプレスリリースの内容と僕が引っかかる点について書いてみたいと思います。
本ブログでは、一連の事象の中心人物であるナカモトダイスケ氏が主張する『フリーズすることが問題』という意見に同意する記事をいくつか書いていました。
ソニーの発表によれば、どうやらカメラ側の不具合でまれにフリーズすることがある、ということのようです。
12月中旬には対策された新しいソフトウェアがリリースされるらしいので、とりあえずはひと安心という方も多いのではないでしょうか。
でも、僕は一点だけ引っかかる点がありました。
ソニーからフリーズ問題に関するプレスリリースがありました
α7R IIIとα7 IIIで騒がれていたフリーズ問題について、ソニーよりプレスリリースが発表されました。
プレスリリース内容
【α7R III および α7 IIIにおいて、繰り返しお使いのSDカードでRAWデータの書き込み中にまれに動作が停止する事象】
この動作停止に伴い、画像を管理しているファイルに異常が発生し、カメラ本体上で画像が表示されなくなる場合があります。動作停止時に書き込み中だったデータを除き、メモリーカード内の撮影データが壊れたり、削除されたりすることはありません。
なお、カメラ本体上で画像が表示されなくなった場合は、以下の手順で「管理ファイル修復」を実施してください。
MENU→(セットアップ)→[管理ファイル修復]→希望のメモリーカードスロット→[実行]を選ぶ。
その後、撮影される場合は、PC等へデータをバックアップいただき、カメラでメモリーカードをフォーマットしていただくか、新しいメモリーカードをお使いください。
つきましては、12月中旬に上記事象に対応したソフトウェアを提供させていただきます。なお、新しいソフトウェアを提供させていただく準備を進めていますので、現在提供中のアップデート用ソフトウェアについては、提供を中止させていただきます。
その他、α7R IIIにおいて、オートレビュー機能を使用中に撮影を行うと、まれに操作を受け付けなくなる事象についても新しいソフトウェアで対応を予定しています。
繰り返しお使いのSDカードという表現
管理ファイルとも関係があるようですので、恐らくですが、「繰り返しお使い=フォーマットせずにずっと使用し続けている」SDカードと捉えることが出来ます。
やはり定期的にフォーマットした方が良いということでしょうか。
ちなみに僕はというと、PCに写真を移したらカメラで毎回SDカードをフォーマットするようにしています。PC上で写真の削除等も意識的に行っておりません。
なぜかというと、PCでSDカード内のデータを削除してしまうと、管理ファイルが不整合となってしまうはずだからです。管理ファイル上には存在する写真がいつの間にか無くなっているのですから、管理ファイルは混乱してしまいますよね。
また、管理ファイルの立場で考えると、毎回フォーマットしてまっさらな状態にするのが一番望ましいと考え、僕はいつもそのようにしています。
「繰り返し=フォーマットせずに」という解釈が正しいとすると、毎回フォーマットしている僕のカメラで事象が発生していないのも納得がいきます。
僕の引っかかる点
なぜ最新のソフトウェアを提供中止にしたか
12月中旬に上記事象に対応したソフトウェアを提供させていただきます。なお、新しいソフトウェアを提供させていただく準備を進めていますので、現在提供中のアップデート用ソフトウェアについては、提供を中止させていただきます。
既に最新であるソフトウェアVer. 2.00は、既に公式ホームページからダウンロード出来ないようになっています。
上記の画像にも『常に最適な機能・性能をご利用頂くため、最新のソフトウェアをご利用ください』とも記載があるように、普通に考えれば、現時点で最新のソフトウェアを提供中止にする必要はありません。
12月中旬にソフトウェアをリリースするのは良いですが、なぜ最新ソフトウェアの提供を中止する必要があるのでしょうか?
ソフトウェアVer. 2.00が怪しい?
今回のプレスリリースが出る以前に、僕は自分のツイッターで、フリーズ問題はソフトウェアVer. 2.00が怪しいかもしれないとつぶやきました。
私の勝手な妄想ですが、10月頭に出たファームウェアVer2.00が意外と怪しいと睨んでいます。(ぽんこ 2018年12月4日)
私の勝手な妄想ですが、10月頭に出たファームウェアver2.00が意外と怪しいと睨んでいます。社外品バッテリー閉め出しのプログラムを仕込んでいたようですし。
ナカモトさんのファームウェアがver2.00でないなら、いきなり成り立たない話ですけど。
私もソニー大好きなので応援していきたいと思います!— ぽんこ (@ponkoshu) December 4, 2018
社外品バッテリー閉め出しプログラムについては、こちらをご覧ください。
また、上記の記事内でもVer. 2.00の『その他』という怪しげな改修内容について、ソニーに質問していますが、残念ながら回答は得られませんでした、と書いています。
社外品バッテリー閉め出しプログラムも、ソニーが『入れました』と公式発表したら、少なからず反感を買ってしまうように思いますので、今後も公表はされないでしょう。
きっと他にも何か仕込んでいてそれが悪さしているのでは?という考えから、僕のVer. 2.00が怪しいという発言に繋がっています。
ちなみに、ナカモトダイスケ氏がフォーマットという言葉を使用して注目された動画は、10月27日公開となっています。
ナカモトダイスケ氏は、その動画の中で初めて、カメラがフリーズ(フォーマット)してデータが消えた、と発言していました。
ソフトウェアVer. 2.00の公開が10月10日なので、タイミング的には合っています。
フリーズするという声が大きくなってきたのもここ1~2か月くらいという印象です。(ただし騒ぎに便乗している方も含まれると思いますので実際のところは良く分かりません)
(全部、信憑性の薄い状況証拠ばかりなので、話半分に聞いてください!)
以上、僕の妄想でした
実は結構前からそんな妄想をしていて、このモヤモヤを誰かに聞いて欲しくて今回書いてみました。
正直なところ、完全に僕の妄想の域を出ていませんんし、仮に合っていたとしても確認する手段がありません。本当に正解だとしても、ソニーから公表されることはないと思います。
このまま12月中旬を迎えて、不具合が直って良かったね、でお終いとなると思います。
アップデートしてしまえば、以前から内包されていた不具合なのか、Ver. 2.00が原因なのかは、どっちでも良いのですから。
Ver. 2.00が原因だったらどうしたいんだ?と言われても、別にどうこうするつもりはないですし、おとなしく12月中旬を待つのみです。
外れだったたとしても、ああやっぱり外れだったのねと思うだけです。
というわけで、僕の妄想もこれにてお終いにしたいと思います。
ソニー α7R IIIとα7 IIIのプレスリリースと僕の引っかかる点まとめ
フリーズ問題に対するソニーの発表があり、その内容と僕の引っかかる点について書いてみました。
僕の妄想は、こいつバカな事を考えているなくらいに捉えていただければ嬉しいです。
話を戻して、12月中旬には新しいソフトウェアが出るので、楽しみに待ちたいと思います。
リリースされ次第、インストールした具合をブログにアップする予定ですので、ぜひお楽しみに。