ソニーのカメラにも使えるロワジャパンのタイマー機能付きリモコン(リモートレリーズ)レビュー

review-remote-release-rowa-japanアクセサリー

ロワジャパンのインターバル撮影可能なタイマー付きリモコン(リモートレリーズ)を購入しましたので、製品レビューや使用方法などを書いてみたいと思います。

 

以前の記事で、ソニーα7 IIIやα7R IIIに最適なリモコン(ソニー的にはリモートコマンダー)はどれだ?という記事を書きました。その中で、良さそうだなと思っていたロワジャパンのリモートレリーズを購入をしました。

花火撮影のリモコン比較! ソニーα7 IIIやα7R III対応リモートコマンダーはどれ?
段々と夏が終わりを迎えつつある今日この頃ですが、夏の風物詩である花火大会も大詰めを迎えています。今回は、花火撮影に必須のアイテムとなるカメラ用リモコンについてソニー純正と社外品を比較しながら、どれがオススメか書いてみたいと思います。

 

ロワジャパンてあまり聞かないメーカーだけど大丈夫?と思っている方も多いと思います。そんな方にご参考になればと思います。

 

一言で、コスパ最高なリコモンです。超オススメです!

 

ロワジャパンとは

ロワジャパンより

大阪にある日本の会社のようですね。各種電化製品のバッテリー販売を主に行っているようです。

販売業者ロワ・ジャパン有限会社
◆代表者福田 知恵
◆業務内容デジカメ・ビデオカメラ・パソコンのバッテリー販売

 

ロワジャパンのリモコン

タイマー機能付きのプロ専用モデル、AFロック機能付きの超軽量モデル、測光可能な初心者向けモデルの3タイプあります。(プロ専用モデルと超軽量モデルがいずれもTCシリーズとなっているのが気になりますね)

僕が購入したのはタイマー機能付きのプロ専用モデルです。プロ専用となっていますが、我々アマチュアが使用してももちろん大丈夫です。

TCシリーズのラインナップ

TCシリーズ互換型番
TC-2001◆Canon (EOS KISSシリーズなど)
RS-60E3
◆Pentax
CS-205
TC-2002◆CANON(5Dシリーズなど)
TC-80N3、RS-80N3
TC-2003◆SONY(ソニーの一眼レフ機)
RM-S1AM、RM-L1AM
◆KONICA MINOLTA
RC-1000、RC-1000S、RC-1000L
TC-2004◆NIKON(D800シリーズなど)
MC-30
TC-2005◆NIKON(D80など)
MC-DC1
TC-2006◆NIKON(D750など)
MC-DC2
TC-2007◆OLYMPUS
RM-UC1
TC-2008◆PANASONIC
DMW-RS1、DMW-RSL1
TC-2009◆Olympus
RM-CB1
TC-2010◆FUJIFILM
RR-80
TC-2011◆SONY(ソニーの一眼ミラーレス機)
RM-VPR1
TC-2012◆FUJIFILM
RR-90

α7 IIIやα7R III用はRM-VPR1互換の『TC-2011』

僕はアマゾンで購入しました。こういったアクセサリーも送料が無料なのがアマゾンの良いところです。

商品をビニールで包んだだけ。MADE IN CHINAという文字が目に入ります。もちろん保証書や説明書の類はありません。これだけです。安いからまあ許容です。

スペック

特徴

  • 設定時間間隔で撮影を行うインターバルタイマーの設定や、露光時間を指定した最長99時間まで露出が可能
  • セルフタイマー機能撮影間隔シャッター時間を1秒~99時間59分59秒までの間で1秒単位で設定可能
  • 撮影回数は1~399回、または無限の設定可能
  • 長時間露出撮影やバルブ撮影用にシャッターボタンロック機能
  • シャッターボタンの半押しオートフォーカス全押しフルシャッターの操作可能

 

低価格ながら、機能満載なリモコンといえます。

スペック

  • 寸法:155x40x19mm
  • 長さ:約100cm (ケーブル長)
  • 重量:約90g
  • 使用電池:単4形x 2個

概観

液晶と左右にボタンが2つ、中央に設定ボタンと十字キー、シャッターボタンがあります。

照明/LOCKボタンは、表示パネルを6秒間点灯させることが可能です。夜間などで表示が見えづらいときに使用します。また、3秒以上照明/LOCKボタンを押し続けると、照明/ロックボタンとシャッターボタン以外のボタン操作がロックされます。解除するには、照明/LOCKボタンを2秒以上押し続けると解除できます。

シャッターボタンは押した状態で上にスライドさせると、シャッターボタンを押したままキープさせることが可能です。

手に持つとこんな感じです。大きめではありますが、片手で持つことを考えれば、これくらいの大きさがちょうど良いかもしれません。

電池は付属していません。単4電池を2本使用します。シャッターを切るだけでしたら電池は必要ありません。(バルブ撮影も同様です)

ソニーα7 IIIやα7R IIIなどのα7シリーズに取り付ける場合はMULTI端子に接続します。

ちょっとここで問題が。リモコン側の端子が長すぎて奥まで入りきりません。返しの部分まで刺さらないので少し抜けやすいかもしれませんね。引っ張らなければ実用上は問題ないでしょう。

 

液晶画面には何が表示される?

TIME START/STOPボタンを押したときに使用されるタイマー機能の設定が表示されます。(当然ですが電池が必要です)

①設定インジケーター

左右のボタンを押して設定項目を切り替え、SETボタンを押して設定します。

DELAY(ディレー)

タイマー機能を動作させてから、最初のシャッターを切るまでの時間を設定できます。カメラでも良く使われるセルフタイマー機能になります。

LONG(ロング)

露光時間を設定することができます。

INTVL(インターバル)

シャッターを切ったあと、次のシャッターを切るまでの時間を設定することができます。

N(撮影回数)

撮影回数(1〜399)を設定できます。または無限回(ーー)も設定可能です。

♪(電子音)

電子音の有無を設定できます。

②時間表示部

『時間:分:秒』でDELAY、LONG、INTVLの各設定値が表示されます。

③操作ロック中表示

照明/LOCKボタンで操作ロックの有無が表示されます。

④電池残量警告

説明は不要ですね。

⑤タイマー作動中表示

TIMER START/STOP操作で、タイマー作動中かどうかが表示されます。

⑥電子音表示

僕は電子音無にしています。

⑦タイマー設定中表示

SETボタンを押すと、表示されます。設定中という意味ですね。

⑧レリーズ中表示

現在レリーズ中の時に表示されます。

⑨残り撮影回数

残りの撮影回数です。

 

撮影してみよう

手動レリーズ撮影およびバルブ撮影は電池を入れなくても動作します。

手動レリーズ撮影

タイマー機能を使用しない場合、リモコンのシャッターボタンを押せばカメラのシャッターを切ることが出来ます。リモコンのシャッターボタン半押しでピント調整、全押しでシャッターとなります。

カメラ側で設定を行い、リモコンはシャッターボタン操作のみとなります。

バルブ撮影

シャッターボタンを押してから離すまでの間、露光し続ける撮影方法をバルブ撮影と言います。リモコンで操作する場合は、カメラ側をバルブ撮影モードにしておく必要があります。

ソニーα7シリーズでバルブ撮影を行う場合は、Mモード(マニュアルモード)にします。

BULBと表示されるまでシャッタースピード設定ダイヤルを回して設定します。(シャッタースピード30秒の次がBULBになっています)

あとは、リモコンのシャッターボタンを押して、止めたいときは離せばバルブ撮影が出来ます。ボタンを押して上にスライドさせると、ボタンをロックすることも可能です。

花火撮影を行うときは、このバルブ撮影で行います。打ち上がったと同時にリモコンのシャッターボタンを押して、花火が開いたあとにボタンを離す感じですね。

インターバル撮影

インターバル撮影は電池が必要なのでお忘れなく。(現地で、電池が入ってなかった!とならないように)

ディレー時間、露光時間、インターバル時間、撮影回数を設定してからタイマーを動作させて自動で撮影する方法です。

TIMER START/STOPボタンを押して、タイマーをスタートすれば自動であとは設定にしたがって撮影してくれます。途中で止めたいときは、再度TIMER START/STOPボタンを押してストップします。

タイマー設定時の注意点

インターバル設定は、露光時間よりも1秒以上長く設定する

AF(オートフォーカス)撮影を行うときは、カメラ側がピント合わせに要する時間を確保するため、ディレー時間を2秒以上にする、インターバル時間を露光時間より2秒以上長くする

ノイズ除去機能(長時間ノイズリダクションなど)をONにするときは、インターバル時間を露光時間より2秒以上長くする

インターバル時間を0秒に設定することは出来ない。

電池残量が十分にあること。

その他注意点

インターバル撮影をするときには単4電池を入れておく必要がありますが、リモコン自体にスイッチが無いため、常に液晶が点灯しっぱなしになります。

いざというとき、電池がなくて撮影が出来ないということがないように、撮影前は電池の残量を確認してから撮影に望んでください。

 

ロワジャパン リモートレリーズまとめ

今回はロワジャパンのタイマー機能付きリモコン(リモートレリーズ)TC-2012を紹介してみました。

インターバル撮影可能なタイマー機能付きリモコンは高価な場合が多いですが、このリモコンは2000円以下で購入が可能と、非常にコスパが良いリモコンです。

保証書がない、説明書がないなど戸惑うところはありますが、これだけ安ければ文句はありません。

機能としては十分だと思うので、使いこなせれば良いですが、説明書が無くて使い方が分からないときは、ぜひこの記事を参考にしていただければうれしいです。

 

近々、先日買った三脚とこのリモコンを持って、花火大会に行こうと思っています。

みなさんもロワジャパンのリモコンで長時間露光撮影やインターバル撮影を楽しんでください。

 

花火撮影のリモコン比較! ソニーα7 IIIやα7R III対応リモートコマンダーはどれ?
段々と夏が終わりを迎えつつある今日この頃ですが、夏の風物詩である花火大会も大詰めを迎えています。今回は、花火撮影に必須のアイテムとなるカメラ用リモコンについてソニー純正と社外品を比較しながら、どれがオススメか書いてみたいと思います。
安定性と可搬性を両立したGitzo トラベラー三脚 GT1545Tを購入した理由や比較とレビューを書いてみる
念願の三脚Gitzoのトラベラー三脚『GT1545T』を購入しました。色々と検討した結果、この三脚になったのですが、今回は選択した理由や感想をレビューしてみたいと思います。 このブログでもずっと三脚が欲しいという記事を書いてい

 

タイトルとURLをコピーしました