ミニ三脚の最終形! Really Right Stuff 『TFA-01 ULTRA POCKET POD』 レビュー

Really Right Stuff TFA-01 ULTRAアクセサリー

Really Right Stuff 『TFA-01 ULTRA POCKET POD』をレビューしたいと思います。

 

Really Right Stuff TFA-01 ULTRA POCKET POD

Really Right Stuff社製の金属製のミニ三脚です。テーブル三脚とも呼ばれ、文字通りテーブル上で使用することを想定した三脚です。

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値段がちょっと高いですが、これすごく良いです!

 

Really Right Stuffとは、アメリカのカメラパーツメーカーです。L字プレートが有名ですが、雲台と三脚も有名です。特にレバー式の自由雲台は専売特許です。

 

スペック

 

Leg Material: 6061-T6 black anodized aluminum

Number of Leg Sections: 1

Load Capacity: 6.8kg

Platform Diameter: 34mm

Number of Leg Angle Positions: 3 (1st angle stop, 2nd angle stop, fully splayed)

Stud:1/4″-20 with 3/8″ adapter

Folded Length with Stud: 150mm

Height at 1st Angle Stop: 119mm

Height at 2nd Angle Stop: 84mm

Height Fully Splayed: 37mm

Weight: 135g

 

 

三脚は筒に入っていました。面白い包装ですね。

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ミニ三脚は耐荷重が低いものが多く、一眼カメラを乗せられるものはあまり選択肢がありません。

その中でReally Right StuffのTFA-01はかなり頑丈なミニ三脚です。

三脚は物が良いのに、いらない雲台が付いてくるセットもありますが、TFA-01は雲台は別売りなので、自由に選択できます。僕は同じくReally Right StuffのBH-25LRを組み合わせるつもりだったので好都合でした。

ネジは1/4インチネジで、3/8インチネジのアダプターが付属します。

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Really Right Stuff の自由雲台BH-25LRと組み合わせると、見た目も統一感がありスマートです。

 

価格

最新価格は下記のリンクから確認が可能です。

 

使用感

足は3段階に調整が可能です。足は独立して調整が可能なので、わざと傾けたり、平らではない場所で仕様出来たりします。
また足を一番広げると、高さは出ませんがかなり安定します。

 

1段階

雲台までの高さ12cm、広げた足の円径16cm

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2段階

雲台までの高さ8.5cm、広げた足の円径24cm

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3段階

雲台までの高さ3.5cm、広げた足の円径28cm

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α7 III + FE 24-105 F4G + RRSプレート(1.5kg)を乗せても安定します。

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左右に傾けても大丈夫です。上に向けても問題ありません。

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カメラの重心方向に三脚の脚を持ってくるのは、ミニ三脚も同じです。

縦構図は脚がカメラと干渉するため、脚の間に来るように位置を決めます。

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ここまで安定するようなら、高さを稼ぐ目的以外でしたら、普通の三脚は要りませんね。

高さが無い分、三脚より安定感は高いかもしれません。

 

なぜ購入したか

旅行先に三脚を持っていきたいと思うことはありましたが、大きさがネックでした。滝を撮影するような長時間露光が必要な場面が必ずあるような旅行ならともかく、そもそも使用するか分からない三脚を持ち歩くのは気が引けます。

ミニ三脚であれば、旅行に持っていくのも苦ではないし、室内でも使用できる可能性があります。

ただし、α7 III + FE 24-105 F4G + RRSプレート(1.5kg)に耐えるミニ三脚が必要でした。

 

求める条件

  • 重量:300g以下
  • 収納長:30cm以内
  • 耐荷重:3kg以上(カメラ重量の1.5kgの2倍)
  • 自由雲台が取り付けられること
  • カメラを真上に向けても安定すること(星空を撮影するとき)

良く中華メーカーの三脚で、耐荷重10kg、20kgあります!とスペックシートに書いてある場合がありますが、カメラショップ店員に聞いてみると、あまり信用しない方が良いと言われます。

耐荷重の定義がメーカーにより異なるため、最良値を採用するメーカーもあれば、最悪値を採用するメーカーもあるため、メーカー間の比較はあまり意味がありません。

どれくらいの安定度かは実際に触ってみるしか確かめる方法は無いと思います。

個人的な印象ですが、GitzoReally Right Stuffの耐荷重は信用できると思っています。

 

こんな方にオススメ

  1. 一眼が載せられるミニ三脚を探している方
  2. RRSの商品が好きな方
  3. RRSの商品を既に使っている方
  4. 三脚がもっと小型軽量だったら良いなと思っている方

 

他に検討したミニ三脚

Really Right Stuff TFA-01Ultra & BC-18

TFA-01Ultraの三脚にReally Right Stuffの超小型の自由雲台がセットになったものです。小型軽量なのは素晴らしいのですが、自由雲台と言いながら、首が一方向にしか90度上に向きません。

Really Right Stuffの底面プレートと組み合わせると、縦構図には出来ますが、上方向には向かず、星空撮影が出来ません。

 

Leofoto MT-02

Leofotoは中国の三脚メーカーですね。MT-02はReally Right StuffのTFA-01Ultraを真似た三脚だと思います。両方手に取りましたが、TFA-01Ultraの方が金属の塊感がありました。Really Right Stuffの公式オンラインショップやB&HからTFA-01Ultraを購入すれば、それほど価格差は大きくないので、TFA-01Ultraを選ばない理由はありません。

さらに足が延びるタイプのMT-03というミニ三脚も新しく出たようですね。個人的には安定度を犠牲にしてまで足を延ばしたいとは思わないです。

 

ゴリラポッド JOBYシリーズ

ミニ三脚としては有名なゴリラポッドですが、実際に手に取ってみると、本当にその耐荷重までいけるのか?と不安になります。何十万もするカメラが数千の三脚の犠牲になったらと考えると選択肢としてはあり得ませんでした。コンデジやスマホでしたら、足が自由にセッティング出来て使いやすそうですね。

 

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