ソニー α7 IIIやα7R IIIで自撮りする! 僕の考えた一番簡単な方法を書いてみる

ソニー α7 IIIやα7R IIIで自撮りする方法ボディ

僕は現在ソニーα7R IIIをメインで愛用しています。奥さんもα7R IIIで撮影された写真には関心するばかりのようですが、ひとつだけ不満があるようです。

今回は、奥さんの『なんで自撮りできないの?』という無茶な要求をどうにか実現してみようという内容になります。

 

スマホがこれだけ普及し、自撮りとは何?ということを説明するまでもなく、みなさん自撮りのことはご存知だと思います。むしろ、スマホで自撮りされる方も多いのではないでしょうか。

スマホ世代の人に、一眼カメラとはそういうものだよ、という理由は残念ながら通じません。

僕なりに、何とかα7 IIIやα7R IIIで自撮りする方法を考えてみたので、その内容を書いてみたいと思います。

 

一眼カメラで自撮りするメリット

スマホは、1/3インチ程度の比較的小さなセンサーを搭載しているため、夜間撮影や室内撮影ではノイズが乗りやすくなります。

一眼カメラは、スマホよりも遥かに大きなセンサーを搭載していますので、夜間撮影や室内撮影でもノイズが少ない綺麗な写真を撮ることが可能です。

自撮りにおいても、一眼カメラが使用できれば、夜間や室内で綺麗な写真が撮影できるのです。

 

自撮りする際のカメラの必須機能

バリアングル液晶モニターあるいは180度回転するチルト液晶モニター

バリアングルバリアングル液晶モニター(ソニー α99 II)

チルト180度回転チルト液晶モニター(ソニー α5000)

自撮りする際は、自分にレンズを向けるため、背面液晶を見ることが出来ませんが、バリアングル液晶モニターや180度回転のチルト液晶モニターであれば、正面からでも液晶を確認することが出来ます。

構図の確認が出来ることも重要ですが、どちらかと言えば、顔にピントが合っているかの確認が出来ることがメリットと感じます。多少構図が変でも、顔にピントが合っていれば問題ありませんが、逆はNGとなります。

タッチシャッター

タッチシャタータッチシャッター(ソニー α5100)

タッチシャッターとは、タッチ操作可能な液晶画面のピントを合わせたい個所をタッチすると、AF+シャッター撮影を同時に行うことが出来る機能です。

自撮りする際は、バリアングル液晶モニター(あるいは180度回転チルト液晶モニター)上で、自分の顔にタッチするだけで撮影が出来ます。

ソニーα7 IIIやα7R IIIはどちらもできない

α7 IIIやα7R IIIは、チルト液晶モニターは付いていますが180度回転はしませんし、タッチシャッター機能もありません。

自撮りすることを想定して設計されていない、と言えばそれまでですが、残念ながら奥さんにはその理由は通じません。

自撮りできないカメラは使えないから買い替えて、と言われかねないので、自撮りする方法を考えてみました。

 

僕の自撮り試行錯誤

セルフタイマー撮影必須

シャッターボタン

レンズ側を自分に向けるため、残念ながらシャッターボタンに指が届きません。レンズのフォーカスホールドボタンにもシャッター機能を割り当てることが出来ないため、自撮りではセルフタイマー撮影にするしかありません。

セルフタイマー撮影ではコンティニュアスAFが使用できない

セルフタイマーでAF-C不可

最大の障壁はここです。

先ほどのように、セルフタイマー撮影は必須となりますが、セルフタイマー撮影ではコンティニュアスAF(AF-C)が動作しません。

コンティニュアスAFが動作すれば、顔認識や瞳AFで顔や瞳にAFし続けてくれるため、セルフタイマー撮影で秒数後に、顔や瞳にピントが合った写真を撮影することができます。

しかしながら、セルフタイマー撮影では、コンティニュアスAFが使えないので、シングルAF(AF-S)で撮影するしかありません。

液晶を見ずに、シングルAFで意図した場所にAFさせるのは正直なところかなり難しいです。

この件で、コンティニュアスAF+瞳AFがいかに素晴らしいか、ということを再認識しました。

マニュアルフォーカスモードは使えない

マニュアルフォーカスモード

オートフォーカスモードが使えないならということで、マニュアルフォーカスモードも試してみました。

マニュアルフォーカスでは、おおよそのピント位置を背面液晶で確認が出来ます。手を伸ばした時の、カメラと顔の距離は0.4mくらいなので、0.4mに設定してからセルフタイマー撮影してみました。

何度もやり直してみましたが、残念ながら顔にピントが合うことはありませんでした。

分かってはいましたが、背面液晶に表示される距離表示は目安でしかなかったということです。

結局、自撮りでマニュアルフォーカスモードは使えませんでした。

 

僕の考えた自撮り撮影方法【準備編】

必須機能と設定

シャッター半押しAF

瞳AF

  • レンズのフォーカスホールドボタンに『瞳AF』を設定
  • シャッター半押しAFは『

僕は常にその設定で撮影しているため、特に設定変更の必要はありません。設定変更が必要ない点もこの方法を最終的に選んだ理由でもあります。

もちろん、フォーカスフォールドボタン機能が付いているレンズである必要があります。

レンズはフォーカスホールドボタン付きの広角レンズ

フォーカスホールドボタン

フォーカスホールドボタンに瞳AFを割り当てる必要があるため、フォーカスホールドボタンがあるレンズを選択する必要があります。

自撮りなので、手を伸ばすことが出来る距離を考えると、広角レンズがオススメです。

僕の場合は、FE 24-105mm F4 G OSSを使用することが多いです。

その他、FE 16-35mm F2.8 GMやFE 24mm F1.4 GMなどがオススメです。

セルフタイマー設定

セルフタイマー

セルフタイマー設定にします。10秒だと長すぎるので、5秒が良いと思います。セルフタイマー(連続)もオススメです。

絞りは少し絞り気味に

明るいレンズを使用する場合は、カメラが動いてしまうとピントがずれてしまう可能性があります。それを回避するために、少し絞り気味にして被写界深度を深くした方が良いと思います。出来ればF8やF11くらいまでは絞った方が失敗は少なくなります。

 

僕の考えた自撮り撮影方法【撮影編】

  1. 手を伸ばして顔にピントを合わせる
  2. シャッターボタンを押してセルフタイマー撮影起動
  3. 再度手を伸ばして撮影

という3段階で撮影します。

手を伸ばしてから顔にピントを合わせる

自撮り

自撮りする際は、レンズを下から支えるようにカメラを持ちます。手を最大限伸ばした位置がカメラの位置です。手がプルプルする場合は両手で支えてください。

その状態で、フォーカスホールドボタンを押して、瞳にピントを合わせます。僕がFE 24-105mm F4 G OSSを持つと、フォーカスホールドボタンはちょうど薬指で押せる位置にあります。

手元に戻してシャッターボタンを押す

一度カメラを手元に戻して、シャッターボタンを押します。もし、シャッター半押しAFを『入』にしていると、シャッターボタンを押した瞬間にAF機能が働き、先ほど合わせてピントがずれてしまいますので、必ずシャッター半押しAFは『切』にしておく必要があります。

再度手を伸ばしてハイチーズ

シャッターボタンを押すと、セルフタイマーが作動しますので、先ほどの同じ位置にカメラを持って行ってください。5秒後にシャッターが切れるので、カメラに向かってニッコリ笑顔です。

 

それ以外の方法

三脚を使う

集合写真を撮影する時のように、三脚を使用すれば、ピントがずれるなどということは起こらないかもしれません。ですが、自撮りしたいときというのは、ほとんどの場合が観光地であり、三脚の使用自体禁止されているか、三脚は他人の迷惑になる場合が多いと思います。

スマホを使う

α7 IIIやα7R IIIは、PlayMemories Mobileというスマホアプリに対応しており、スマホでリモート撮影が可能です。ただし、カメラとスマホを接続するのに時間がかかることと、片手でカメラを支えながらスマホの画面を見ずにスマホのシャッターボタンを押す必要があり、かなり難易度は高いと思います。

 

結局、僕の考えた方法が一番簡単だった

色々と試行錯誤しながらやってみましたが、やはり僕の考えた方法が一番簡単でした。

特別な設定変更(セルフタイマーのみ)が必要ないため、すぐに撮影できるのがメリットです。慣れれば、セルフタイマーの5秒を除いて、10秒程度あれば十分です。

また、ピントを合わせた際のカメラ位置とシャッターが切れる際のカメラの位置が異なるかもしれませんが、絞りを絞っておけば、多少カメラ位置が変わっても被写界深度に入ってくれるため、顔がぼけてしまう心配はありません。

 

ソニー α7 IIIやα7R IIIで自撮り撮影まとめ

今回は、僕なりに考えたソニーα7 IIIやα7R IIIで自撮り撮影を行う方法を書いてみました。

もしかするともっと他にも良い方法があるのかしれませんが、僕の知りうる範囲ではこれが一番簡単な方法です。

自撮り撮影のために、バリアングル液晶にして欲しい、とまでは思っていませんが、何かしらの方法があるともっと一般受けするのかもしれません。(少なくとも僕の奥さんには受けます)

自撮りもカメラ撮影のひとつの楽しみ方だと思いますので、ぜひみなさんも試してみてください。

 

ボディ
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ぽんこ

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