僕は写真データ保存用NASとして、Synology DS418を購入しましたが、合わせてNAS用ハードディスクとしてSeagate Ironwolf 4TBを購入しました。
現在写真データ保存用導入したNASのSynology DS418を運用中です。
ハートディスクと言えば、HGST、Western Digital、Seagateの3社が有名ですが、僕はSeagateのNAS専用モデルであるIronWolfの4TBを選択しました。
今回は、SynologyのDS418用に僕がなぜIronWolfの4TBを選んだ理由などを書いてみたいと思います。
NAS専用ハードディスク Seagate IronWolf
スペック
- NAS専用の高耐久モデル
- ラインナップ:12TB、10TB、8TB、6TB、4TB、3TB、2TB、1TB
- 回転振動センサー機能(4TB以上のモデルのみ)
- 180TB/年のユーザ作業負荷率
- 3年保証
外箱
同じ型式のハードディスクを2台購入するつもりだったので、ロット不良などのリスクを下げるために、1台はNTT-Xで、もう1台はAmazonで購入しました。
NTT-Xが印刷された箱、Amazonが印刷されていない箱です。Amazonで購入したものはバルク品のようにも思われますが、間違いなく正規品(もちろん3年保証付)です。
概観
同じモデルなので、同じですね。ちなみに付属品はありませんでした。
通常モデルであるSeagate BarraCudaはもう少しお求めやすい価格ですね。
Seagate IronWolf 4TBを選んだ理由
なぜNAS専用ハードディスク?
NASはパソコンと異なり24時間稼働しますので、通常のハードディスクでは故障率が高くなってしまいます。
Seagate IronWolfは、NAS専用設計の高耐久ハードディスクなので安心ですね。
ただし、RAIDはもともと安価なハードディスクを複数束ねてひとつの記憶領域として使用するという意味合いもあるので、さらに高耐久で高価なIronWolf PROシリーズではなく通常のIronWolfシリーズを選択しました。
なぜ4TB?
IronWolfの場合、僕が検討していた時1TBあたりの単価が一番安いモデルは4TBモデルと8TBモデルでした。
8TBモデルは4TBモデルのちょうど倍なので、8TBモデルを2台買うのと4TBモデルを4台購入するのではほぼ同じ価格です。
8TBを2台構成の場合は、RAID1でしか構成出来ないため、最大で8TBの容量が使用できますが、4TBを4台の場合はRAID5で構成出来るので12TBの容量となります。
容量 | 単価 | 合計 | 構成 | 使用可能容量 |
4TB | 約12,000円 | 約48,000円(4台) | RAID5 | 12TB |
8TB | 約24,000円 | 約48,000円(2台) | RAID1 | 8TB |
確かに、8TB×2台構成の方が2ベイ空きがあるため今後の拡張性がありますが、4TB×4台構成の12TB分の容量があれば十分ですよね。
また、データ容量の少ないうちは、4TBの2台構成で、データ容量が増えてきたら、3台、4台と徐々に増やしていっても余裕の容量があります。
HDD構成 | RAID構成 | 使用可能容量 |
4TB×2台 | RAID1 | 4TB |
4TB×3台 | RAID5 | 8TB |
4TB×4台 | RAID5 | 12TB |
2台から3台に増設する際に、RAID構成がRAID1からRAID5に変更となりますが、Synology Hybrid RAID (SHR)機能では、RAID構成を意識せずに自動で最適化されるので増設時も安心です。
なぜSeagate IronWolf?
ひとつの理由は、HGST やWestern DigitalのNAS専用ハードディスクと比べて安価だということです。
もうひとつの理由は、Seagate IronWolfはSynologyのNASで管理するための専用機能があることです。
SynologyのIronWolf正常性管理(IHM)機能
Synologyのほとんどの機種では、SeagateのIronWolfシリーズおよびIronWolf Proの正常性管理機能(IronWolf Health Management)を有しています。Synologyで一番人気のDS218jも同機能をサポートしています。
対象ハードディスク
IronWolf | 12TB、10TB、8TB、7TB、6TB、4TB |
IronWolf Pro | 12TB、10TB、8TB、6TB、4TB |
対象ハードディスクは、4TB以上のIronWolfシリーズとIronWolf Proシリーズです。4TB以上のモデルに回転振動センサー機能があることと関係性があるのかもしれませんね。
正常性を細かくチェック可能
狼マークのロゴが表示されているように、Synology DS418上ではSeagate IronWolfが認識されます。
また、IronWolfの正常性テスト項目が実施できるため、その他のハードディスクより詳細な正常性確認が可能となっています。スケジュール設定をすることで定期的なチェックも可能です。
僕のハードディスク使用歴
大学生時代から自作デスクトップPCやファイルサーバーを組み立てて使用していましたが、使用していたハードディスクはHGST : Seagate : Western Digital = 2 : 8 : 0 くらいの割合でした。
HGSTは日立製作所系の会社ということで、安心だけれど少し高いという印象でした。
残りの2社を比べると、当時の僕の印象ではWestern Digitalの方がネット上の評判は良くなかったと思います。
ですので、当時の僕はSeagateのハードディスクを使う機会が多かったのです。
その後、Western DigitalがHGSTを買収したり、Seagateの特定のモデルで不具合が発生したりしたなどあったようで、最近はいつの間にかWestern Digitalが人気になっていますね。
HGSTはやはり故障率が低いようですが、Western Digitalに買収された時点でもはや日立系の会社ではなくWestern Digital系の会社なので、個人的にはHGST=高価なWestern Digitalというイメージとなっています。
ブランドイメージ戦略って大事ですね。
Seagate IronWolf 4TBを選んだ理由まとめ
今回は、写真データ保存用に導入したSynology DS418で使用するために購入したハードディスクSeagate IronWolf 4TBについて書いてみました。
思い出の写真もハードディスクの故障で消えてしまったら悲しいので、耐久性のあるNAS専用ハードディスクを選びたいところですよね。
IMH(IronWolf Health Management)機能があるSeagate IronWolfシリーズは、SynologyのNASと相性も良いと思います。
皆さんも用途に合ったNASやハードディスクを選択してみてください。