GTDの『GT455』 ドライバーのレビューをしたいと思います。
GT455ドライバー
スペック
サイズ :ヘッド体積 438cc
ロフト角 :スリーブ可変 リアル10.25°可変 ±1° ライ角 59.5°可変 ±1°
重量 :195~198g
素材製法 : ボディー/ 6-4チタン フェース/ ZA008Newチタン
仕上げ : ボディー/ブラック IP フィニッシュ フェース/サテンフィニッシュ
ウェイト : 標準時 4g×2
使用されているフェース素材はGTD以外ではあまり見かけないチタン素材です。
George Takei Designの頭文字を取ってGTDなのだと思います。
価格
最新価格は下記のリンクから確認可能です。
マイクラブ
ヘッド :10度(リアルロフト)
スリーブ:N(ニュートラル)
シャフト:グラファイトデザイン ツアーAD DI-6S
ぱっと見でソールの『G』の文字が目に入ってきます。GがGTDの意匠なのでしょうか。
クラウンからフェース、ソールまで黒なので、精悍な印象を受けます。
フェースはそれなりに厚みがあります。
トゥー側よりヒール側に膨らみがある形状は、ぶっ飛びドライバーで名を馳せたJbeam BM-435ドライバーと全体的な形が似ていると思いました。
このクラブはいわゆるカチャカチャ付のドライバーです。
ロフト角とライ角が一緒に変化するタイプで、他のメーカーに比べたらシンプルなスリーブです。
スリーブがかなり重そうです。
スリーブ自体は、あまり飛びには影響がないはずなので、極力軽量であってほしいところですが、残念ながら重量がそれなりにありそうです。
一方で、ヘッドはそれほど重くはなさそうです。
スリーブが重いドライバーは、ヘッド+スリーブの合計重量がかなり重くなりがちで、バランスが出てしまい、振りづらく感じることが多いですが、GTD455はそれはなさそうです。
飛距離
購入してからそれなりに経ちますが、このクラブの魅力は何といってもその飛距離でしょう。
練習場で打っているだけで、初速がかなり速いということが分かります。
実際に測定器で計測してみても、良い数字が出ています。
過去にJbeam BM-435などの飛距離性能で有名なドライバーを所有してきましたが、それと比べても同等であると思います。
打感
少し軽めではありますが、柔らかい感触が手に伝わってきます。
また、打音はそれほどしません。控えめな金属チックな音で良い音だと思います。
上がりやすさ
低スピンのため、あまり上がりやすいとは言えないと思います。
むしろ低スピンだからこそ、これだけの飛距離性能を持っているとも言えます。
恐らく、かなりの浅重心なのだと想像できます。
構えやすさ
ディープフェースなため、小ぶりに見えます。
寛容性
飛距離はJbeam BM-435ドライバーと同等と言いましたが、寛容性はGTD455ドライバーの方が優れています。
世に出回っているドライバーの中で最高水準の飛距離性能を持っているのに、それなりに優しいとは恐れ入ったものです。
重めのスリーブのためか、重心距離が短いようで、トゥー側よりヒール側のミスに強いように思います。
Jbeam BM-435ドライバーは少しでもスイートスポットを外すと、ドロップしたり、チーピンが出たりとじゃじゃ馬なクラブでした。
GTD455ドライバーはそのような扱いづらさはなく、ミスを恐れずに使っていける安心感があります。
こんな方にオススメ
- とにかく飛距離を求めている方
- ある程度のやさしさも欲しい方
- 他の人とは違うクラブを求めている方
- Jbeam BM-435ドライバーを使用していたが、難しくて諦めた方