今回はとても人気なアークテリクスのウェストパック『MAKA2』のレビューをしたいと思います。
購入してそれなりに経ちますが、非常にお気に入りのバッグです。もはやヘビーユーズしているといっても過言ではありません。
手に入りにくいのが難点ですが、とてもオススメできるバッグなので、みなさんに紹介したいと思います。
ちなみに、実際にどれくらい物が入るかMAKA2の収納力を試した記事も書きましたので、あわせてご覧ください。
ARC’TERYX MAKA2
ARC’TERYXとは
アークテリクス(Arc’teryx )は、衣料品、アウトドア用品を手がけるメーカーです。1989年に、カナダ ブリティッシュコロンビア州ノースバンクーバーで設立されました。アークテリクスという社名は、最古の鳥類として知られる始祖鳥の学名にちなんでおり、メーカーのロゴマークは、発見された化石の中で最も状態の良いベルリン標本をもとにデザインされています。
ベルリン標本とは、1876年に発見された始祖鳥の骨格を含む化石のことです。1861年に発見されたロンドン標本と並び、もっともよく知られる始祖鳥の標本と言われています。標本の状態が良好なため、この標本のレプリカや写真はさまざまな場所で展示されています。
MAKA2の特徴
構造
- DWR仕上げ(耐久撥水加工)で、布の表面の水をはじく
パックポケットの構造
- キークリップ付きフロントポケット
- メイン コンパートメント ポケットにはオープン スタッシュ ポケット、ジッパー式セキュリティ ポケットがあります
- バックパネルのスタッシュ ポケットは 5.5 インチ(14 センチ)までのスマートフォンが入ります
パックのサスペンション
- 通気性の良いバックパネル
- 着脱が簡単なバックル
- 調節可能なキャリーストラップはウエストバッグとしても、長めにして肩掛けにしても使用できます
重量および容量
- 0.17 kg / 3 L
実寸法
メジャーで各ポケットのサイズを測ってみました。バックに個体差があるかもしれませんので、参考程度に見てもらえればと思います。
フロントポケット
メインポケット
背面ポケット(スマホ入れ)
価格
最新価格は下記のリンクから確認が可能です。
ネット上だとプレミアが付いているようですね。特に黒が人気のようです。
アークテリクスはアウトドアブランドではありますが、アウトドアブランドの中でも比較的高めの価格設定となっており、しっかりしたブランド力を保っています。
そんな中で、MAKAシリーズは比較的リーズナブルな価格に設定されていることもこれだけ人気となっている理由のひとつだと思います。
なぜMAKA2を購入したか
僕は普段、通勤用兼カメラ用バックパックとして、ピークデザインのeveryday backpack 20Lを使用しています。
普段使いにもちょうど良いのは確かですが、ポケットが少ないことと、バックパックのため背負ったまま荷物が取り出せないため、もう少し小さいサブバッグの必要性を感じていました。
想定されるシチュエーション
サブバッグのみ
近所へのちょっとしたお買い物や食事に行く際に、財布、携帯、家の鍵を入れる手ごろなバッグが欲しい
カメラ+サブバッグ
都内近郊の観光地やフォトスポットに行くときに、財布や携帯はもちろんのこと、カメラのレンズやカメラアクセサリーを入れる手ごろなバッグが欲しい
バックパック+サブバッグ
旅行などに行くときに、カメラや着替えはバックパックにしまうので、財布などの小物をすぐに取り出せるように手ごろなバッグが欲しい
検討したバッグの条件
- 重量:200g程度(重いバッグはイヤ)
- 容量:3L程度(でもたくさん入って欲しい)
- 値段:1万円以下(高いと使うのに躊躇しそう)
- ショルダーパックとウェストパックの切り替えが出来る
どこで購入したか
結論から言うと、僕は御茶ノ水にある石井スポーツ本店で購入しました。
アークテリクスのMAKA2は大変人気があるため、ネット上では売り切れ、またはプレミアム価格でしか売られていません。
Amazonでも定価かそれ以下で売られているようですが、評価を見る限り偽物のようですので、注意してください。
公式サイトで、全国の店舗在庫が見られるようになっています。僕が見たときは、原宿店に「在庫あり」となっていましたが、電話してみたところ予約分が表示されているだけのようですね。
どのショップに聞いてみても、色を問わなければ予約していればいつかは買える、黒は予約していてもいつ買えるか分からない、と言われます。
オンライン上はどこも売り切れなので、実店舗在庫に掛けて、かなりのショップを回り、御茶ノ水の石井スポーツで発見しました。
ウエストパックは、小さめのMAKA1と大き目のMAKA2がありますが、MAKA2でちょうど良い大きさだったので、MAKA2を選択しました。MAKA1でしたら、比較的在庫はありそうです。
色は、石井スポーツ本店にあったWolframとJanusを店舗で見比べて、ピークデザインのバックパックのチャコールに近いJanusを選択しました。
実際に使用してみて
思った以上に入る
アークテリクスの公式ホームページを見る限り容量は公表されているとおり3Lくらいあると思います。
メインの部屋は仕切りがひとつとさらにチャック付きの部屋に分かれています。
FE 55mm F1.8ZとFE 24-105mm F4Gのふたつのレンズを入れることも出来ます。
レンズ2つに財布とスマホを入れてみました。細かいものでしたらもう少し入ると思います。
背面のスマホ入れは便利
普段使用しているのスマホのXperia XやiPhone 6がすっぽり入ります。もう一回り大きいスマホも入ると思います。蓋やチャックは付いていませんが、それなりに深いので落下する心配はそれほどしていません。
フロントポケット内の鍵紐
近所にちょっとというとき、家の鍵を中に収納した定期入れを取り付けています。
無くても困りはしませんが、あると便利です。
もう一歩だと思うポイント
背面クッションの毛羽
背面には体への衝撃を和らげるためのクッションが付いています。これだけ軽いポーチですが、クッション性にまで配慮しているのは良いと思います。ただし欠点があり、マジックテープが触れるとクッション面が毛羽だってしまいます。しかも一度毛羽立つと元には戻りません。毛羽立ったとしても機能的に問題があるわけではありませんが、見た目が悪くなってしまいます。高級なバッグというわけではないのでここは我慢です。
こんな方にオススメ
- アークテリクスが好きな方
- ショルダーポーチとウェストポーチを切り替えて使用できるポーチを探している方
- 比較的容量の大きなウェストポーチを求めている方
- カメラ撮影時のレンズ入れで良いものが無いか探している方
他に検討したもの
アークテリクス MAKA1
MAKA2より一回り小さいポーチです。細かな違いはあるかもしれませんが、小型版と思っていれば大きくイメージと違うことは無いと思います。
実物を見てみて、少し小さいなと感じたため、僕はMAKA2を選択しました。
MAKA2に比べてMAKA1の方が人気が無いのか、店頭在庫も多いように思いますので、比較的手に入りやすいと思います。
ピークデザイン フィールドポーチ
ピークデザインのストラップ『スライドライト』を使用しているため、フィールドポーチも考えていました。
発想は良いと思うのですが、ポーチにマチがほとんど無いため、厚みのあるものを入れるのは難しそうでした。僕はカメラのレンズを入れることも想定してたため、マチがもう少し欲しかったです。
また、蓋はマジックテープで止める構造となっています。高価なレンズを入れることを考えるとジッパーの方が安全だと思います。
アークテリクス マカ2まとめ
アークテリクスのMAKA2を僕が購入した理由から含めてレビューしてみました。
僕は、このMAKA2が始めてのアークテリクスだったのですが、とてもバランスが良いバッグだという印象で、アークテリクスの見方も変わりました。それまでは、アークテリクスといえば街でよく見かけるオシャレアイテムくらいにしか思っていませんでしたが、アウトドアブランドだけあって高機能だと感じます。
僕もアウトドアブランドは好きなので、今後はアークテリクスも選択肢に入れて見たいと思いました。それくらいMAKA2を気に入っています。ブラックが手に入りそうだったらもう一つ買ってしまいそうです。
人気な商品だけあってネット上には偽物がかなり出回っているようです。みなさん気をつけてくださいね。
自信を持ってオススメできる商品なので、根気強く探してぜひゲットしてみてください。